↓競馬三企画↓

スゴイ馬はスゴイ。
強い馬は強い。
いちばん速くて強かった馬が勝利する。
そんな当たり前のことが、改めて偉大に見えたダービーでした。

皐月賞を勝ち、ディフェンディング・チャンピオンとして
ダービーを迎えたネオユニヴァース。
この６週間、陣営の方々は相当なプレッシャーの中で
過ごして来たに、違いありません。
それでいて皐月賞とほぼ変わらない状態に仕上げてきた
瀬戸口厩舎のスタッフには頭が下がります。
レースも、馬場・展開ともに決して向いたとは言えなかった中で、
よくぞあそこまで伸びきりました。
まさに『敵ながら天晴！』です。
現時点では世代Ｎｏ．１でしょう。

逆に展開と馬場が向いたのはゼンノロブロイ。
上手く２番手につけて、直線抜け出しを図りましたが、
今回は相手が強すぎました。
決して横山騎手のミスでもないですし、
仕上げにも問題は無かった。
しかし、それだけでは勝てないのがダービー、ということでしょうか。

ザッツザプレンティは、改めてみると頭の高い走法。
まだまだ未完成な部分を露呈しての３着は価値があります。
このままうまく成長してくれれば、
秋にはとんでもない大物になるかもしれません。

サイレントディールもよくやりました。
道中はユニヴァースと同じ位置にいたのですが、
４コーナーでのコース取りが明暗を分けたようです。
もしも良馬場だったら、、、もっと前につけていたら、、、
『タラ・レバ』を言いだすとキリが無いですが、
それは他の馬にもいえること。
この結果を真摯に受け止めて、秋には更なる飛躍を願うばかりです。

いろんな予想サイトを見ていると、口をそろえて言うのが、
「今回は不良馬場と読んだ時点で失敗だった」ってことよね。
うちもそれに漏れず、発言します。
「今回は不良馬場と読んだ時点で失敗だった」。
みたいな。

でも、タップダンスシチーが重馬場苦手と認定するのも、
改めなきゃと思いました。
やや重というても、馬場は荒れてますし、
ハイペースで進んだ流れを３角先頭で押し切れるスタミナは、
さすが有馬記念２着馬です。
少々無理をしてでも前に行ったほうがいい馬のようです。

僅差２着のツルマルボーイも良いんですが、
ひとつ言うなら、３〜４コーナーで外を回りすぎ。
追い込み馬なんで仕方がないところはありますが、
どうも詰めが甘い。
これを改善しなければ、Ｇ１奪取は厳しいのでは、、、

不振だったエアエミネムは、このやや重馬場が向いたよう。
過去には札幌記念を勝つなど、
どちらかというとパワーターフでの活躍が目立ってたので、
雨が降ると要注意かもしれません。

渾身の◎だったバランスオブゲーム・アサカディフィートは
なかよく４，５着。
バランスは実力的に、このメンバーでは足りないのかもしれません。
最後、ちょっとよれていたので、左回りに難があるのか、、、
アサカはハイペースの中、よく頑張りました。
結局高望みをしすぎたようです。