田中 |
京都にさ、
セレクトショップっていう紅茶の会社があるんやけど、
知ってる? |
林 |
いや、知らないですね。 |
田中 |
インターネットで、紅茶が売ってて、
ヤマほど売ってて、
それを興しやはった人が、
学生のときに、海外旅行が大好きで、
ネパールとか行って、
そこのペンケースを
日本人に売ろうと考えてたらしいねんな。
ほんで、おまけで紅茶を付けようとしてはって。
紅茶ってめちゃ安いから。
ほんなら、おまけの紅茶だけが
大評判になったらしくて。
それで、今、むっちゃ売ってはる人がいやはって。
その人が言ってはったんやけど、
「オレは紅茶は嫌いだ。
でも、売れるから大好き」
って(笑) |
林 |
は〜(笑)
もとはペンケースですもんね。 |
田中 |
そう。
だから、そこで思うんは、
やりたい商売って何やねろう?、
ってことで。
儲かるからそれが好きなのか。
その仕事が好きってのか、
どっちやねろう、
って思って。 |
林 |
あ〜、そうですねぇ。
今、翻訳は好きですか? |
田中 |
僕、翻訳自体は嫌いやから。
出来ひんし(笑) |
林 |
ははは(笑)
でも、英語には興味を持ってはるんですよね。
ESSやってはったくらいですから。 |
田中 |
まぁ、そうやけど。
英語が出来ひんから、ESSに入ったねん(笑)
でも、翻訳はずっとやっていこうと思ってて。
翻訳っていうか、『言葉』やねんけど。
言葉を掴んでると強いと思うから。
なんやろなぁ。
昔から、日本人って英語に弱い、
言葉に弱い、
ってことに加えて、
今、海外に発信したい人とか
海外のモノを取り入れたいと思う人が、
むっちゃ増えてるわけよ。
この2つの事実から導き出されるのは、
言葉を掴んでたら強いぞ、と。 |
林 |
なるほどねぇ。
日本でも英語教育が盛んですけど、
今後、どれだけ成果が出るかわかりませんしねぇ。 |
田中 |
そうやねぇ。
どない?
聞きたいことは、全部聞いてもらえました?(笑) |
林 |
いや、たっぷりとありがとうございます(笑)
あと、最後に、一つだけいいですか?
ベンチャーサークルということで、
起業することを目指して、
いろんなことをやってるんですね。
そういう学生に対して、
メッセージ、というと変ですけど、
何か、お言葉もらえませんか。 |
田中 |
ほうほうほう。 |
林 |
っていうか、僕へのメッセージなんですけど(笑) |
田中 |
いや、ほんま、誰でも出来ると思うんやけどなぁ。
うん。
逆に、何で起業したいん?っていうのが、
すごい気になるんやけど。
僕の場合は、自分のしたいことがあって、
40歳、50歳になったときに、
こうなってたい、ってのがあって、
それに一番近い道は、
起業やっただけで、
サラリーマンかって、選択肢のウチやと思うねんな。
だから、何で、起業なの?って。 |
林 |
あぁ〜。
なるほど。
僕の場合は、将来、馬主になりたいんですね。 |
田中 |
そうか、
競馬好きか(笑) |
林 |
そうなのです(笑)
それで、
馬主になるためには、
お金持ちになる必要があって。
サラリーマンじゃ、無理やなぁ。
社長になれば、馬主にもなれそうやなぁ。
ってトコからなんですけど。 |
田中 |
あぁ〜。なるほど。
うん。
だから、ほんまに、
「自分はこうやって生きたい!」とか、
変な話、
「こうやって死にたい!」と思ってるのが見えるなら、
それに向かって、自分から動けるはずやん?
目標とか、そういうのが、
心の底から思えるようなモノが
ちゃんとあるのかな?
ってコトで。
無いんやったら、まずそれを見つける所からやし。 |
林 |
はい。
心の底から思えるか?ですか。 |
田中 |
そうそうそう。
だから、例えば「馬主になりたい」を、
ほんまに思ってるのか?
それとも、「なれたらいいなぁ〜」ってくらいなのか?
じゃないんやったら、出来るやん?
みたいな。 |
林 |
あぁ。
そうです。 |
田中 |
うん。
ほんで、そういうのは
コロコロ変わってもいいと思うねん。
僕もしょっちゅう変わったし。
でも、それを見つけへんかったら、
動けへんとこはあるからなぁ。 |
林 |
そうですね。
はい。
なんか、今、
うまくまとめようとしてるんですけど・・・
これがNeed For Changeなんですよね? |
田中 |
ははははは(大笑) |
林 |
(大笑) |
田中 |
それは使えるわ(笑)
馬主になるには何が必要なのか?
そのNeed for Changeが確認できれば、
動ける、やな(笑)
なるほど。
そやな。
だから、いつも質問で聞くんやけど、
「何をしたいん?」
「なんで起業したいん?」
っていうことで。
「なんで?」って聞いて、
「いや、だって、かっこいいから」
とか言われたら、
「はい、やめよう」みたいなね(笑) |