ゼロスタプレスの出来るまで。

第4回 実はボロボロだったのです。

第3回までに書いた、「活動」ってのは、
順風満帆に見せたいときように書く内容です。
まぁ、カッコつけるために、
そういう活動履歴は書いているんですね。
でも、中身は、とんでもない。
ヤバイくらいに、最初からボロボロだったのです。

ってか、そんなボロボロだった話は、
普通、こんなところに書いちゃあダメなんでしょうね。
他人に弱みを見せるようなこと、
ベンチャーでは絶対にしちゃあいけない!!
みたいな。

でも、僕自身、そういうカッコ良いことだけを言う人が、
大嫌いなので、内っ側の、ほんとにボロボロだった部分も、
書いていっちゃいます。
正直は、最大の戦略なり?!

はい。
何がボロボロだったって、
僕と、代表をしていた人(便宜上、Aくん)との、
考え方が全然違ったのですね。
よーするに、ずっとケンカ状態だったワケです。
それも、尊敬心のない、お互いが見下したような状態。
もー最悪。

Aくんは、ベンチャー志向を持ってなかったのですね。

あ、この表現には、僕の偏見に満ち溢れています(笑)

まぁ、彼は、
『大学の中に自分たちが作った組織を残していきたい』
と、強く思っていたようで、
自然と、追手門ベンチャーコミュニティの目標も、
『大学内での地位を築くこと』になっていきました。

そのために、先生の顔色を伺っているような感じで、
逆に、メンバーからの提案には、
ほとんど興味を示していませんでした。

もちろん、これは、僕とは正反対の考え方です。
だからこそ、ケンカ状態になってしまったのですが、ね。

ほんで、たぶん、こういうケンカってのは、
新しいサークルや、団体には、
けっこうよくある問題なのかもしれませんね。
「形を固めるのが先か、活動しまくるのが先か」という問題。

『タマゴが先か、ニワトリが先か』、というのと、同じような問題で。
たぶん、正解は、“ヒヨコ”なんだろう、と、今は思ってます。

はい。

そして、メンバーも、徐々に減っていきました。
減っていったというか、幽霊部員化していったというか。

ま、でも、これは仕方ないことだとも思ったんです。
当初のメンバーは、メルボルンに一緒に行っただけのメンバー。
ベンチャーに興味の無い人も、無理に引きこんだだけでしたから。
減るのは当然ですが、ね。

その代わりに、
ベンチャーに興味を持った人たちを
引き込むことには成功しました。

アキデリちゃんも、そのときに引きづり込んだ人でした。
というか、アキデリちゃんは、
昔からの友達でもあったんですけどね。

友達や、友達の友達や、そのまた友達など、
いろんなところからつながっていきましたねぇ。

ほんで、この時点で、
追手門ベンチャーコミュニティ内には、
2つのグループに分かれてしまっていました。
Aくん派と、僕、はやぴー派と。

そんな中、大野先生のセミナーも、
代表のAくんが、勝手に決めたのでした。
いや、誰かに相談してはったのかもしれないのですが、
少なくとも、はやぴー派の人たちには、
事後報告だったわけです。

僕たちは、セミナーがすでに決定して、日が決まってから、
「手伝ってほしい」と言われたのでした。

僕は、その時点で呆れちゃったんですね。
いいかげん、馬鹿らしくなっちゃて。
それで、新しいサークルを作ることにしました。
それが、ゼロスタです。

もちろん、Aくんは激怒しましたね。
「なんでリーダーの許可もなく、そんなことをするねん!」みたいな。

Aくんの怒りはもっともですよね。
自尊心を傷つける行為は、もっとも腹の立つことだし。
それに対しては、申し訳なく思ったので、
とりあえず、セミナーは手伝うことにしました。
セミナーが終わってから、
ゼロスタを発足させよう、ということにしたのでした。

ただ、事実として書くなら、
その時点で10人弱になっていたメンバーのウチ、
ゼロスタへの参加者は5人いました。

それで、Aくんも、そうとうストレスが溜まったのでしょうね。
セミナー終了後、
追手門ベンチャーコミュニティの、
活動休止を宣言しはりました。

話は続く。まだまだ続く。

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2003-06-06

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