『ただ今、映画勉強中!』

第七回 演劇の脚本では

毎度ながらお久しぶりです。

さて今回は、ちょっと話を逸脱して、
舞台演劇と映画を絡めて話していきたいと思います。

今回、何故そのようなことを話すかというと、
この前、とある飲み会で、演劇部の人と話す機会があり、
そこで演劇部と映画研究部
互いのクラブの話を熱く語るうちに、
今度、演劇部の有志公演の脚本を書いてみないか
という話になってしまいました。
まぁ前々からいつか演劇部の脚本書かせて!
としつこくお願いしていたのですが・・。
それで最近レポート書きに混じって、
演劇部の脚本を書いています。

今回、参考に、演劇部に色々舞台の脚本を借りて
読んだんですけど、
脚本の量が圧倒的に多く、
また台詞の量も圧倒的に多いのにまず驚きました。
そもそも、映画の脚本の量は
そんなに長くなることはなく。
だいたい20ページくらいの脚本で一時間くらいの映画になります。
なのでオムニバスの中の一つの作品だし、時間は短く
脚本もそんなに多くないだろうと思っていました。
しかし演劇は大体、
1ページを一分の速さで演じるので
20ページ書いても二十分くらいにしかならないのです。

以前、小説と脚本の違いについて書いたと思うんですけど、
同じ脚本でも演劇と映画でもその差は激しく出てきました。
映画も演劇も
役者が台詞を言っていくという点では同じなんですけど、
そのフィールドが舞台か映画かで大きく違ってきました。

まず、台詞が映画の脚本に比べると多いと言う時点で、
映画がいかに役者の台詞以外にも頼るところが多くある
と言うことがわかります。
回りの風景や細かい描写。
演劇ではカメラのように観客が役者に寄れないので、
どうしても細かい演技や沈黙が見せづらい
ということがあると思います。
しかもカメラを通してないぶん、
役者の演技はダイレクトで観客の目に入っていきます。

伝えたいことのほとんどを台詞に込めるという部分で、
脚本は映画以上に演劇では必要になってくると思います。
締め切りが迫ってきてるんですけど、
いい勉強になるなぁと思っています。
書き終えたらまた書きたいことも出てくると思うので、
その時また話します。

ここに書かれた演劇観はあくまでも、
映画研究部の私の視点です。
「演劇とはこんなもんじゃない!」と
思う方もおられるかもしれませんが、
温かい目で寛容に読んでやってください。

2003-07-14
Takashi SONODA@Cinema Creator

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